「半世紀以上熱電変換の最高性能を誇るBi 2Te 3系に匹敵する新規材料を開発」とのタイトルで、NIMSの森孝雄グループリーダーがオンラインで開かれたNIMS WEEK 2021で講演を行いました。
当該材料を使用した熱電モジュールは、室温と320℃の温度差において、半世紀以上に亘り最高性能の記録を保持し続けているBi2Te3系材料に匹敵する熱電変換効率7.3%を実現しました。この材料による理論効率は約11%とさらなる高効率化が見込まれ、希少元素であるTeをほぼ含まないことから、IoTセンサーの自立電源やモバイル発電機など幅広い分野での応用が期待されます。
この成果はNIMSと国立研究開発法人産業技術総合研究所の李 哲虎 首席研究員らの研究グループとの共同で行われました。
NIMS WEEK 2021における当プロジェクト記事はこちらからご覧いただけます。
https://www.nims.go.jp/nimsweek/presentation.html#presentation6